昼休憩を挟んで後半の部がスタートです。
おなじみのキースジャレット「ケルンコンサート」の1曲目、
行ったことも見たこともないのに会場の雰囲気がなんとなく頭に浮かんで来ます。
すると私の苦手なキースのあの唸り声が音楽の一部に聞こえてきます、不思議です。雰囲「気」が
わかるということは12連から「気」が出ているということなのでしょうか、だとしたら凄いことですね。
数曲聞いた後、せっかくだから今までのSPで使っていたGe3アクセサリーを12連に使ってみよう、
ということになり、まずは要石25SPを装着。
その前に。うちに来たオレンジは音のテストも兼ねていたため、あらかじめ茅蜩・鼓粒
を全24ユニットの後ろに取り付けた状態で納品していただきました。
茅蜩・鼓粒をつけるスペースがあります。24個付けるのは大変ですね。
Ge3にある12連初号機にも茅蜩・鼓粒が取り付けられたとのことです。
要石25SPは12連の端子穴に銅棒が2本刺さらなかったため、倶楽部員のAmazonベーシック
バナナプラグ を使って12連に取り付け。音は要石25の商品説明にある通り、静寂を感じます。
12連にも要石は必須ですね。
続いて竜巻5号。下は大地Fの角、上は細身の12連に天板に設置。少しいびつな形になりましたが、
これでOKとのこと。重心が少し下がり、一つ一つの音がよりはっきりと聞こえてきます。またGe3
チューンをした時に私がよく感じる、ゆったりした余裕のある音に変化。ハイスピードな12連から
出てくる音をゆったりと表現するのも変ですが、実際そう聞こえました。
兎棒25。マルチウェイではない12連には兎棒を前に吊るしても効果ないことがGe3で確認され
ていので、後ろに吊るして見ました(実際は後方の壁に貼り付け)。
12連から出てくる音が上下左右にぐんと広がり奥行きもしっかり出て来ます。きささんがコメント
されていましたが、兎棒によって壁が3m位後ろに下がった効果が出たとのこと。現在開発中の
「額huchi」を使えばもっと良くなるだろうとのことで発売が楽しみです。
最後に転がっていた要石25をもう1つ足して要石SPを50に。前のSPがバイワイヤ端子だったため
2セット使っていました。要石の個数が偶数ですが、25よりは50の方が効くだろうとのことで繋い
だところこれが凄かった! きささんは「色が濃くなった」と表現していましたが、自分にもその感覚がよ
くわかりました。12連から活き活きとした音が出て来ます。これまでのチューンとの相乗効果もあったは
ずですが、要石を50にしたことでノイズ等の不要な何かを取り除く要石本来の効果だけでなく、要石が積
極的に音をよくするために働き始めた感じがしました。開発陣もこれはすごいねと感心しきり。
ここで以前メグのイベントで実物を見た要石125の話があり。これまでに3つ作り1つはオーディオ用に
貸し出したらあまりの効果でそのままになり返ってこなかったとか。。12連に繋いだらどんなになるか
試してみたいですね、1度繋いだら外せなくなる予感がしますが。
その後も12連の間にあるテレビに布をかけてテレビからの反射を抑えてみたりしながら視聴を継続。
搬入から4時間半経過したところで、無事終了となりました。長時間にわたり対応いただき、ありが
とうございました。
12連は本当にいい音で鳴っていました、初日から。
開発陣3人も「よく鳴っているね」と納得の様子で12連を音を聞いていましたね。凄いものを造りあげ
た達成感と、開発現場とは違う部屋・機器でもちゃんと鳴ったことに少しホッとした感じが入り混じって
いた様子が印象的でした。
開発者の方々が帰られた後、出かけていた妻と娘が帰宅。12連には「いい色だね」「カッコいいね」
「どこから音が出てるかわからないね」など上々のファーストインプレッション。「12連で見る映画
やテレビも凄いよ」と言われていたので、マイケルの「This Is It」、娘の大好きな「アナと雪の女王」
などを見ながら12連を楽しみました。音楽に映画、時間がもっと欲しいですね。
とこんな感じで、2017年9月3日、12連オレンジが我が家の一員となりました。