10月の最終日に注文していた要石125が届きました。
10日ほど使いましたので、レビューしたいと思います。
アンプにはあかん版ケーブルで要石25がRCA接続されています。
先ずは現状の音を確認しつつアンプを温めようと、TIDALでDiana Krallの
The Girl In The Other Roomをかけます。
が、途中で我慢できなくなって、曲をストップして要石125を接続(笑
一聴してヴォーカルが生々しい。
生々しいというかそこに肉体があるような、実体化したように感じられます。
これまでもGe3の製品を入れて、まるでそこに居るような感じを受けたことが
ありましたが、今回のそれに比べると以前のものは蜃気楼のようです。
また、落ち着いてよく聴くと、ヴォーカルの位置はそれほど前方に定位している
訳ではないのですが、ぐっと前に出るように感じる。
レーザーのように一直線に脳に直接届くような、そんな感じがするのです。
その後とっかえひっかえヴォーカルを中心に聴く。
もう、ヴォーカル耳になっちゃって、そこにフォーカスしてしまう。
色々聴いた結果、初めにかけたDiana Krallが一番効果がよくわかることが判明。
何気なく選んだ曲が正解だったみたいです。
しばらくして、ようやく他の音にも焦点が合って来ると、低域がえらく厚く
なっていることに気が付きました。
これはH/Rだなと、最近よく聴いているAlter BridgeのAB IIIを試聴。
ベースが際立って、曲がギュッと締まります。これは快感。
男性ヴォーカルも低い声からハイトーンまで気持ちよく伸びます。
映像の方は、最初はあまり違いはわからなかったのですが、何気なく観た
紅の豚のポルコ・ロッソの機体の赤の鮮やかなこと。
1箇所気がつくと、ああそこも、あそこもと、映像でも効果が確認できました。
驚いたのは何気なく見たYoutubeです。
これまでは、「ああ、Youtubeだからこんな音だよね」などと思っていたのですが、
偶然見たライブ映像が、ライブ感が高くて、え、こんな音だったの?と。
もちろん、Youtubeの音が全部良いというつもりはなく、中には良いのもあると
いうことで、これに気がつけたのはラッキーでした。
色々試した結果、要石125はストリーミングのようなノイズの影響を受けやすい
ソースに大きな効果があると感じました。
NASからの音も向上しているのですが、ストリーミングの向上の度合いが大きいです。
まだ、車にはちょっとしか試していないので、そちらは後日レビューしたいと思います。
1点、注意していること。
車とオーディオの両方で1つの要石125を使う想定なのですが、我が家では
要石125の置く位置が結構シビアで、1cm単位で変わります。
床にテープなどでバミる手もありましたが、余っていた地鎮を位置決めがわりに
使っています。
音質的には床に直置きとの差はないようです。(ちょっと期待してたけど)
それよりも位置が肝心。
位置の調整にはもちろんDiana Krallを使っています(笑