ライカを修理に出してる期間のブランクが勿体無いので、ライカレンズをマウントアダプターを使ってそのままの画角で使えるSONY α7IIを購入して撮影してました。
つい最近出たα9というフラッグシップ機の性能に驚いていたのですが、かつては報道カメラマンとして、今は動物系ネイチャーフォトで有名なプロカメラマンが、α9での作例と共に載っていた感想に興味深い部分がありました。
その写真は最高速度300kmで飛ぶ鳥が、自分に向かって直進してるときに撮った一枚で、こういう写真はオートフォーカスで撮ってジャスピンになったものを選ぶのですが、前後カットもずっとフォーカスが追随しており、他社カメラで撮影していた人との差が段違いだったそうです。
カメラマンがその理由について結論づけたのは、他社は動体予測でα9は実測でフォーカスしているから。
α9は撮影時の演算速度を自社比で20倍に高めており、そのメリットを最大限に活かしているとのこと。
これは昔のCPU開発にも通じる話で、最初にシェアを取るのは複雑な命令を1コマンドで実行する設計ですが、高速化には不向きです。その後に覇権を取るものは、命令を単純化して思いっきり高速化を図るというものです。現在のDACチップ周りも同じような感じですね。
CPUやカメラに限らず、オーディオや他の産業にも同様の考え方が波及していくのかもしれません。
ということでここ最近Ge値を聞くのが多くて恐縮ですが、α9のGe値はいくつでしょうか?>きささん