今回の上耳噺、普段のセミナーで聞いてることの延長線上に感じました。
私が普段如実に感じるのはクックパッドのレシピです。
あのサイトは誰でも自分流のレシピをアップできますが、人気の高いレシピは2パターンあります。
1 時短レシピ
時間か手間を大幅に短縮できるレシピ。
こんなに簡単な手順で普通の味になりますという、味の追求より楽をすることに重きを置いたレシピ
2 変わり種レシピ
変わった食材、調理器具、調理法を使用し「他とは違う」ことをアピールするレシピ。
世に「インスタ映え」という言葉が流行りだしてから顕著になりました。
プロの料理人やご家庭の料理上手な人は、ごくありふれた食材で美味しくするためのひと手間や勘所を外さないから美味しいものを作れるのだと思います。しかし、この手の手順の工夫で美味しくなるレシピは、あまり人気が無いんです。TVの料理番組でも同じなので、視聴者側の8割の人がその傾向ということなんでしょう。
youtube動画でも食レポ動画をあげてる人がいますが、「このラーメンのチャーシューの厚みと量!」「肉の量が多いので嬉しい!」など、それ味の感想じゃないよね?というナレーションとキャプションばかりの人が居ます。味よりも量の人の食レポは信用できません。